樫舎の手記

椿餅

椿餅

 

 

 

このお菓子をみると

春にむかっているのだと感じます

 

冬の花、椿を表しています。

外郎生地に中餡は紅色 椿の葉で挟んでいます 

 

 

この椿餅(つばきもち)は、日本最古の餅菓子とも云われています

紫式部の「源氏物語」34帖 若菜上 に描かれています

「つばいもちひ」と、記述されています。

当時の椿餅には、葛の根を原料とした甘葛(あまずら)が甘味料として使われていました

平安時代、ほんの限られた人(殿上人)しか口にすることが出来なかったようです。